2003.8.4(月) 晴れ
ガイヤンの岩場で自己脱出訓練。

今日はマー坊が我々と別れてパリに行ってしまう日。朝食を食べ、マー坊が仕度を済ませると、皆でペルラン駅(Pélerins)まで見送りに行く。マー坊には皆さんざんお世話になったので、荷物を持ってあげる。マー坊の15kgぐらいの荷物なんて、我々山屋にとっては軽いもの。

ペルラン駅で電車を待っている間、記念撮影。そういえば、この旅行中、皆で揃って写真を撮ったことはない。交代で撮り合う。

ペルラン駅の待合室で。
ボソン氷河をバックに。自分、マー坊、いたっち。

電車が到着し、マー坊が電車に乗り込む。発車すると、いたっちとケイトにやらせで電車を走って追いかけさせる。感動の別れのシーンを撮りたかったのだが、2人ともだらだらと走ってしまったので、お笑い写真にしかならなかった。くそ〜!!!


感動の別れのシーンになるはずだったが・・・

マー坊が去ってしまい、自分より語学ができる人がいなくなったので、かなり不安に。これから先何かあったら、ケイトといたっちを自分が守っていかなきゃいけないんだなー、とマー坊の存在の大きさを改めて実感する。

見送りの後は、ガイヤンの岩場(les Gaillands)へ行く。クレバスに落ちたときのための自己脱出訓練をするためだ。いたっちは腰痛、私のクライミングはあまりにもお粗末なので、ケイトがトップロープをかけてくれ、皆で交代で自己脱出をやってみる。

自分
いたっち
ケイト

岩場での練習の後、ユースに戻り翌日のモンブラン登山(Mont Blanc)のパッキングをし、足りないものを買いにシャモニ(Chamonix)の街へ行く。ユースからバス停までの道のり、いたっち、突然鼻血噴出。ケイトと私があまりにも魅力的過ぎたか?!

シャモニでは、山の家(Maison de la Montagne)で天気の最終確認。夕方は雹が降ったりするものの、ここ2、3日は天気はよさそうだ。このままモンブラン登山は決行!!! というか、毎日山の家に通って天気は確認していて、決行は決定だったのだけど。

この後、スネル・スポーツの神田さんのところで山岳保険に加入。神田さん情報によると、どうやらグーテ小屋の先にクレバスがあり、通過に注意が必要なようだ。保険の手続きのほか、自己脱出用にタイブロックを購入する。

それから観光案内所に行き、日本語の話せるスタッフ、ベルナデットさんにモンブラン登山を翌日から始めることを報告。この観光案内所には前にも来ていて、いろいろな情報をベルナデットさんから聞いていたのだ。ベルナデットさんからは「くれぐれも気をつけて、行動は早め早めに」 というアドバイスをいただいた。

明日の行程はテット・ルース小屋(Tête Rousse)までなので出発はゆっくり。でも早めに床につく。

体調:

体重は激減している模様。たぶんマイナス3kgぐらい。おなかはすっかり平らになってしまい、自分でも見惚れるほどだ。ラッキー♪と言いたいところだが、こう体重が激減している状態でモンブランに登るのはかなり不安。今までの経験から言って、体重が落ちると体力も確実に落ちているからだ。咳もあいかわらず止まらないし、高所に行って呼吸器の障害が出たらどうしよう、というかんじだ。 夜は頭痛がするので就寝前にバファリン服用。

 
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