準備

山をはじめて数ヶ月で突然行きたくなったモンブラン。理由はいろいろあるが、やはり「少ない日数でヨーロッパアルプスの最高峰に登ることができる」ということが一番だろうか。

 
メンバー いがいに簡単だったメンバー集め
トレーニング 山に行くことがトレーニング (山行一覧)
アクセス 航空券はAFのネット予約。その他の情報もほとんどネットで
宿泊 安くユースホステルを利用。予約ももちろんメール
シャモニ情報 シャモニ観光案内所HP日本語版がバイブル
装備 すべて日本で用意。行動食だけ現地調達 (装備表)
行動予定 余裕を持ったアタック・プラン (行動予定表)
山岳保険 日本でも現地でも加入
クレジットカード 郵便局と提携のSAISONカード
 

メンバー
2002年の後半には既に山の講習会で知り合った別の山の会のケイトを誘っていたと思う。ケイトは私よりも4歳若いけれど、山暦は2年ほど先輩。2003年1月頃にケイトがその気なり、自分と同じ会のいたっちを誘ったというので、いよいよ計画は本格化か?! と思い、あわててトレーニングをはじめることになった。ケイトには、5月の連休の春合宿が終わって、自分の実力を見てモンブラン(Mont Blanc)行きを判断したいと言ってあったのだが、忘れられてたようだ。でも、実際計画を実行段階にうつしたのは、5月のGW明けとなる。
リーダーはケイトに決定。なぜならケイトは家族に雪山に行っていることを内緒にしているので、ほかの人がリーダーになってケイトが帰らぬ人となった場合、責任問題となるから。ほんとは企画立案者の自分がならなければいけないところだが、山暦1年ちょっとの自分ではきっとみんな頼りないだろうと思い、遠慮したのだった。しかし、ケイトは出発前からフリー・クライミングにはまってしまい、モンブランへの執着がなくなってしまっていたので、最後までリーダーをやらせてしまって申し訳なかったと思っている。
いたっちは黒一点、山暦も6年で他のメンバーより体力も技術もあるので、重いものを持ったり、記録をとったりしてくれた。自分は他のメンバーより海外慣れしていて、皆よりちょっとだけ語学力もあったので、渉外。とりあえずはメンバーそれぞれの特性や事情を生かしたベスト・パーティと言えるだろう。

 

トレーニング
実際にモンブランを意識してトレーニング山行をし始めたのは2003年の2月になってから。2002年の4月にはじめて残雪期の春山に3回行き、その年の11月から冬山に行くようになっただけの浅い雪山暦なので、2月からは毎週末山に行こうと思っていたのだが、実際には行けなかった。ジョギングもやり始めたのだが、風邪でダウンし、続けられなかった。結局、平日はトレーニングらしいことはせず、山に行くことだけがトレーニングになってしまった。それでも、2〜7月に行った山は、トレーニングでない山行も含めると、回数にすると21回、日数にすると34日。 詳しくは、ここをクリック

 

アクセス
航空券は、エールフランス(AF)のホームページから予約した。航空券はチケットレスにしておくと便利。私は旅行中、腹巻にずっと航空券を入れていたので、汗がしみてボロボロになってしまった。その点、チケットレスにしていたいたっちは、航空券をなくすことも盗まれることも汗でボロボロになることもなかった。ただ、チェックインのときになんというのか悩むところだ。便は成田夜発、ジュネーブ朝着のにした。こうしておくと、出発日は仕事をしてからそのまま空港に直行でき一日を有効に使えるし、夜に飛行機に乗るので機内食を食べたらそのまま熟睡できる。そして、朝、現地に着くので、その日一日を移動日に使えてとても便利。一日動くので夜はすぐに眠れる。帰りの便も同じように夜発の便。現地で昼間めいっぱい遊んで夜に飛行機に乗り、日本にも夜に着く。帰宅したらそのまま寝れるので時差ボケは比較的少ない。
ジュネーブ(Genève)-シャモニ(Chamonix)の移動は、バスで一本。ジュネーブ空港→ジュネーブ市内→シャモニの直行便。シャモニ観光案内所のホームページを見れば、時刻表まできちんと書いてある。

 

宿泊
シャモニでの宿はユースホステル。実際にはシャモニの街中にはなく、ペルラン(Pélerins)というところにあり、移動はバス・電車を使う。シャモニには駅にもコインロッカーがないし、オンシーズンでは駅でも荷物を預かってくれない(たぶんオフシーズンは預かってくれる)。なので、モンブランに登っている間、ユースに一部屋借りたままにしておき、そこに荷物を置いた。
予約はメールで行った(英語可)。受付の人はすべて英語を話す。シャモニユースホステルのホームページも、仏・英・西の三ヶ国語ヴァージョンがある。このシーズンは予約は夕食つきでないとできない。夕食は、飛行機のようにベジタリアン・ミールをリクエストできる。しかも、肉も卵も牛乳もだめとか、肉はだめだけど卵と牛乳はOKなど、細かいリクエストにも応じてくれる。ユース情報についてはここも参照のこと。

 

シャモニ情報
シャモニ観光案内所の日本語版ホームページがとても役に立った。はじめは知らないで一生懸命フランス語版を見ていたら、じつは日本語版があるということを発見。このサイトには、シャモニの天気(仏・英のみ)、リフトの運行状況、シャモニまでのアクセスなどの情報が満載。ジュネーブからシャモニまでのバスの時刻表もここに載っていた。

 

装備
装備はすべて日本で用意して行った。行動食だけ現地調達。ただし、非常食のα米、お茶類だけは日本から用意。1人あたりザック大20kg弱+手荷物だったので、飛行機の規定荷物ぎりぎりセーフ。装備表は、ここをクリック

 

行動予定
モンブランは、1日目グーテ小屋(le Goûter)、2日目小屋から山頂往復後下山というプランが一般的だが、我々はメンバー全員が初めて富士山よりも高い山に登るということで、高度に徐々に慣れて行くために、1日目テット・ルース小屋(Tête Rousse)、2日目グーテ小屋、3日目山頂往復後下山という余裕を持ったプランにした。ただし、第二次アタックを行う場合は日程が残されていないので、普通の1泊2日のプランとした。もちろん、アタック前に体慣らしの高度順応をかねたハイキング、更にそれをレベルアップした高度順応トレーニング、そして自己脱出の最終確認も行った。詳しい行動予定表は、ここをクリック

 

山岳保険
メンバー全員、東京都山岳連盟の海外特約に加入。同じ補償が海外でも受けることができる。また、シャモニのスネル・スポーツ(Snell Sports)でフランス山岳会が主催するスポーツ保険「カルト・ネージュ(Carte Neige)」に入る。 (2008年現在、東京都山岳連盟の山岳保険は当時のものとは変わっている)

 

クレジットカード
郵便局と提携しているSAISONのクレジットカードを利用。このカードは、郵便局の窓口で「海外でお金をおろせるようにしてください」と言って手続きをすると、海外でこのカードで金がおろせるようになる。ほんの5分ほどでできる。ただ、日本に帰って来てから手続きを解除しないと、日本でお金がおろせなくなるので注意。 (2008年現在、郵便局とSAISONの提携カードはないと思う)

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